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VR・AR・MR・SRの違いとは?その可能性と未来を探ってみる

最近話題となっているVRという言葉。これに加えて、AR、MR、SRというものも出てきました。3つのそれぞれの違いは何なのでしょうか。そして、これらの技術によって一体どんなことが可能になるのでしょう。それぞれの実例を挙げながら説明していきます。

 

VRとは

VR(Virtual Reality)。バーチャルリアリティ。

簡単にいうと・・・

 

完全なる仮想世界

 

バーチャルな世界に入り込むのがVRです。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)というゴーグルのようなものを装着します。見える仮想世界と現実世界と全く繋がっていないところがポイント。デバイスを装着している人の動きや視線移動を読み取って画面が変わるので、その世界に「入り込んでる感覚」を味わうことができます。ゲームでいうと、コントローラーではなく、自分の体を動かすということですね。

 

 

○VRの4つの構成要件

VRには以下の4つの構成要件があります。

 

体験可能な仮想空間(virtual world)の構築

五感(のうちのいくつか)に働きかけて得られる没入感(immersion)

対象者の位置や動作に対する感覚へのフィードバック(sensory feedback)

対象者が世界に働きかけることができる対話性(interactivity)

 

これまでの映画や小説、ゲームなどとは比較にならないリアルさが表現でき、次々にその特性を生かした導入事例が様々な分野で増えています。いくつかご紹介しましょう!

 

○VR×不動産

ゲームの中のような世界だけではなく、現実の別の場所を体感できるというのもVRのメリットです。実際に不動産やアパレル業界などでビジネスとして活用されています。

 

例えば、中古マンションや中古住宅の物件のリフォーム後を体験できるVR。物件の内見・内乱時にデバイスを装着することで、リフォーム後のイメージを確認することができます。VRの空間性を活かしたアイデアです

↓株式会社リニューアルストアの「中古ミテクレ」

 

 

○VR×旅行代理店

また、VRで旅行の下見をすることもできちゃいます。

株式会社エイチ・アイ・エスが今月名古屋にオープンしたH.I.S.栄本店は、VRで旅行の下見ができるコーナーを併設しています。360度カメラで撮影された、ホテルの施設や室内の様子をしっかりと確認してプランを選べます。

出典:http://www.moguravr.com/his-vr/

 

○VR×福祉

遠くへ外出ができないお年寄りの方々のために、VRでバーチャル旅行を楽しんでもらおうというプロジェクトもあります。スマートフォン向けのデバイスを使用し、誰でも簡単にVRを楽しめるというコンテンツです。360度動画・静止画で撮影された各国の風景を視聴し、まるで世界中を旅しているかのような感覚になれます。クラウドファンディングプラットフォームの「READYFOR」にてプロジェクトが動いています。とても素敵な取り組みですね!

 

 

○VR×医療

VRで、バーチャルの患者に手術を施すことができる、医学教育のためのVRシュミレーター。カナダのConquer Mobile社が開発しました。VRヘッドセットとコントローラーを用いて、実際の手術の疑似体験をすることができ、医学生の教育にいかされています。

↓模擬手術

 

 

AR とは

AR(Augmented Reality)。拡張現実。

簡単にいうと・・・

 

目の前の現実+情報

 

現実世界に付加情報を映し出すのがARです。スマートグラスというデバイスや、スマートフォンでも手軽に体験することができます。

VRと違って、あくまでも現実世界がメイン。そこに様々な情報やイメージが付け加えられています。

皆さんご存知、大流行したポケモンGOはARの一例です。目の前の現実をベースとした世界にポケモンが現れます。

 

 

○AR×教育

教科書にスマートフォンをかざすだけで、正多面体の展開アニメーションなど、平面の図だけでは理解しにくいものを立体的に映し出してくれるアプリがあります。あらゆる角度から立体を見ることができれば、これまで苦手意識を持っていた生徒にとっても学習しやすいものになるのではないでしょうか。数学だけでなく、英語の教科書では会話の場面が立体的に映し出されるなど、様々な用途がありそうです。勉強が楽しくなりそうですね。

↓AR技術で「動く教科書」

 

 

MRとは

MR(Mixed Reality)。複合現実。

簡単にいうと・・・

 

目の前の現実×仮想世界

 

名前の通り、現実世界と仮想世界がミックスされているのがMR。ARの進化バージョンといってもいいでしょう。どこからどこまでが仮想なのか、わからなくなるほどにミックスされ、相互作用する世界。なんだかワクワクしますね。もはや魔法の世界です。MRに関しては、Microsoftがリードをしています。

 

↓Windows Mixed Reality: Enabling a World of MR(Narrated)

 

 

SRとは

SR(Substitutional Reality)。代替現実。

簡単にいうと・・・

 

現在×過去

 

過去の映像を、まるで現在のように体感できるSR。時間軸の異なる仮想現実との融合といってもいいでしょう。

体験者のヘッドマウントディスプレイには、目線の位置に取り付けられたカメラから現実世界のライブ映像と、同じ場所で過去に撮影された映像の両方が映されます。体験者はそれらの映像がいつ切り替わっているのかわからないため、現在と過去が融合したような不思議な感覚に陥ります。

↓代替現実システム

 

 

 

VR体験施設

都内には、手軽にVR技術を体験することのできる施設があります。まずは、バーチャルな世界を自分自身で体感してみてはいかがでしょうか?

 

*渋谷

①VR PARK TOKYO

6タイトルのVRゲームが楽しめる!

出典:www.adores.jp

公式サイト:http://www.adores.jp/vrpark/

 

②VR SPACE SHIBUYA

渋谷のVR体験型アミューズメントパーク

出典:https://prtimes.jp/

公式サイト: http://www.vrspace.jp

 

*池袋

③サンシャイン60展望台SKY CIRCUS

大砲で空を飛ぶ!?最新4D体験コンテンツ

出典:www.skycircus.jp

公式サイト:http://www.skycircus.jp

 

*お台場

④東京ジョイポリスZERO LATENCY

圧倒的没入感で話題のシューティングゲーム!

出典:tokyo-joypolis.com

公式サイト:http://tokyo-joypolis.com/attraction/1st/zerolatency/

 

*秋葉原

⑥VRパラダイス

Seamのタイトルも遊べるドスパラの「VRパラダイス」。無料で体験できます。

出典:http://www.dospara.co.jp/

公式サイト:http://www.dospara.co.jp/5info/cts_vr_paradise

 

 

 

VR・AR・MR・SRの今後

このように、VR・ARの技術は様々な分野で利用されていますし、MR・SRに関しても大きな可能性があると言えるでしょう。VRが大きく注目されたのは2016年からで、この年はVR元年と呼ばれています。今はまだ、あまり身近なものではないかもしれませんが、あと何年かしたら仮想世界と現実世界が入り混じる、魔法のような世界が日常になっているかもしれませんね。また、今後このような技術の作り手もより必要とされるようになるでしょう。しかし、新しい分野であるため、このような「バーチャルリアリティ学」を学べる場というのはまだ少ないようですが、今後増えていくのではないでしょうか。また、現在「VR技術者認定試験」というものがあり、誰でも受験し資格を得ることができます。また、著名講師の講習会も受けることができるそうです。これから注目が集まりそうな資格ですので、興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

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